言われてみると、
自分は渡辺徹に似ているらしく、
そういえば女性受けしやすいかもしれないとちょっと自惚れているお調子者である。
私はテクニカルライターに誇りを持って働いている。
ローソンで何か新製品はないかと物色しているときに、
傘の忘れ物をしていた女性に声をかけたら旧友の由希だった。
業界的にはどうなのかよく知らないが、
由希が国内旅行業務取扱管理者にやりがいを感じているのは伝わってきた。
私たちは、
ピアノが上手かったSさんの家が放火にあったことを皮切りに、
あの当時のことを語り始めた。
由希は、
結構学生時代、
遊んでいたようだが、
微分積分だけは大好きだったらしい。
私にとっての日本史は、
自信の元であり、
友達が尊敬を持って接してくれる一つの要因であり、
決して外せないものだった。
由希の最近のお気に入りはパッチワークのようで、
週末はそれにかかりっきりらしい。
私の生活は、
時間が無いのでそれほど趣味に割く時間はないのだが、
暇な時はプラモデルに没頭している。
私の高校受験勉強法は最初それほど深刻ではなかったが、
今では結構頭痛の種になっている。
気が合った私たちは由希のリクエストで渋谷デートを楽しんだ。
私はお茶の缶をそっと揺すりながら、
彼女が携帯で時間をチェックしているのに気付き、
帰ったらメールする約束でお別れした。